田中たかあきのブログ

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哲学は時間の無駄!?

哲学は時間の無駄なのか

ネコ「哲学っていうのは、基本的にお金のない、賢くない人がはまってしまうもので、貴重な人生の時間を浪費する活動だと私は思っている」

 

「ええ、そんなあ、何ですかいきなり」

 

ネコ「哲学は自分の大事な人生を奪ってしまうものなんだ。

価値観は人それぞれだが、私の価値基準から言えば、哲学は人生の無駄だなって思う」

 

「余計なお世話ですよ、ホント」

 

ネコ「「哲学してる自分かっけー」って思ってる人は多いが、頭いいから哲学にはまるんじゃない。賢いから哲学をしたくなるんじゃない。

賢くないから哲学なんてものにハマってしまうんだと思っている」

 

「いやいやいや・・・」

 

ネコ「自分が経験したこともないことについて、あーだこーだと屁理屈並べてる連中なんだよ、哲学者ってのは。

 「人生とは何か?」って何言ってんだ。

何かに挑戦して行動する緊張感や興奮も知らないで、愛についての経験もしないで、失敗や成功や戦いの素晴らしさもろくに経験しないで、「人生とは何か?」「私とは何か?」なんてわかるわけねーだろ」

 

「絶対にわからないとも断言できませんよ。

挑戦なんてしなくても、頭で理性的にじっくりと俯瞰して考えたほうが、案外、真理がわかるかもしれない」

 

ネコ「だいたいね、「自分は何のために生きてるのか?」とかいうクソどーでもいいことを考え始めるのは、人間関係とか生活が充実してないからだからだと思うよ。

例えば、人間関係がうまくいかなかったり、貧乏だからだ。

だって、人気者だったり、お金あったらそんな暗いどーでもいいこと考えないからね。

人気やお金があれば、「明日はどんな楽しいことしようかな」とウキウキした毎日になる」

 

「哲学をしたいために、時間を確保するためにお金持ちになりたい人もいるかもしれませんけどね。

それに、リア充とかお金があっても、この世界の真理を知りたいって人がいると思います」

 

ネコ「哲学は時間つぶしのツールにすぎない。

日々老いていき、友達いなくて、お金なくて貧乏でやることないから哲学なんてものにハマるんだ。

だから、「哲学を勉強してます」なんて言ってる人見ると、うわあと思ってしまうね。

 

哲学を勉強してるから、他の人より偉いんだというわけではない。

いやもちろん、人の価値観は人それぞれだから、勝手にすればいいだけどね。

でも幸福や楽しさを味わえないで、人生の無駄だなって思ってしまう。

 そんな苦行僧みたいなことしなくてもいいのにと」

 

「幸福や楽しさよりも、世界はなぜ存在するのか、この世界は何なのかを知りたいといと私は思うんです。

でも、確かに私は人気者になれないこととか、貧乏なことから逃げるために、真理に執着しているような気も、少しあります。

 

力がないことが悔しいから、真理を手に入れることによって、自分は優れているという自己肯定感を得たいのかもしれません・・・」

 

ネコ「そのことを、ニーチェは力への意志とか、真理への意志と呼んでいるね。

その根っこにあるのは、現実世界で自分が力のない弱者だということへの恨み、嫉妬、ルサンチマン感情だ」

 

「確かに、いつまでも若く元気で、美女からモテモテで人気者でお金もあったら、楽しくてしょうがなくて、明日は何しようかなってウキウキしますね。

でも、やがて死ぬ運命だって考えたら、なぜ自分はこの世界に生まれたのだろう?

この世界は何なんだろう?って考えちゃいます」

 

ネコ「なるほど、つまり、自分がいつか死んで無になる存在であることを考えると、哲学をしたくなるわけか。

もしそうなら、死は哲学をする原動力かもしれないね」

 

「そうですよ、自分がいつか死んでしまう、そしてたぶん二度と生き返らず永遠に無であることを考えると、どんなに毎日楽しくても、虚しい気持ちになります。

 

あっでも、ずっと若くて元気で、女の子にモテモテなら、まあ別にいいかって思うかもしれませんけどね」

 

ネコ「老いも、人生に絶望して哲学をしたくなる原動力かもしれんな。

仏教の釈迦は、この世の4つの苦しみを生老病死と考え、それに悩んで出家したわけだが、それに近いね。

 

老いや死は、人を人生に絶望させ、哲学へと向かわせるのかもしれない。

つまり、いつか力が衰えてしまうことへの悔しさが、哲学したいという気持ちの根本にあるのかもしれないんだ」

 

「ニーチェもそういう感じのこと言ってましたねえ・・・」

 

ネコ「哲学をしたいという欲望は、人がいつか老いて死ぬ運命であるからこそ生まれる欲望かもしれない。

つまり、いつか死ぬ生命という立場が前提になっていて、その観点から世界を解釈しようとするわけだ」

 

「生きていて、いつか老いて死ぬ存在であるという、色メガネをかけて、人は世界を見てるんですね。

逆に言うと、それ以外の観点から世界を見ることはできない?」

 

ネコ「それは、カントの超越論哲学という考え方に近いな。

人は真理について考えるとき、生きているという前提を離れて、世界を解釈できないし、真理を考えることができない」

 

「理性の限界ってやつですか」

 

ネコ「まあとりあえず、田中くんは街コンでもいって彼女を作ってみたらどうだい、そっちのほうが充実した毎日を送れるかもしれんよ」

 

「何急に。こう見えても僕けっこうモテるんで。余計なお世話ですよ!」