田中たかあきの哲学ブログ

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古文や地理や歴史の先生は認知症になりやすい理由

地理や歴史の先生はボケやすいかも

フレディ松川氏の経営する老人病院にやって来る認知症患者の中には、学校の先生が多かったのですが、学校教師の中でも、地理や歴史や古文の先生はボケやすい、と彼は主張しています。

つまり、人文系の先生は認知症になりやすい、ということです。

 

では、それはなぜなのか?原因は何か?

考えられる原因は、刺激や創意工夫がなく、意欲がないことだと彼は述べています。

 

例えば、ある有名な元校長先生は、国文学の先生で、毎年同じ教科書を使っていて、授業内容も毎年同じだったそうです。

生徒たちがその先生の真似をできるほど、毎年同じことを授業でしゃべっていたのです。

そうやって何十年も同じ教科書で同じ授業をしていたわけです。

しかも、5クラスで同じことを教えていたのです。

 

たま、古典の教科書を教えるとき、文章を勝手に変えることはできませんし、文学作品に勝手に変更を加えることもできません。

例えば『源氏物語』はいつも同じ内容です。

その先生は、ずーっと同じ内容のことを教え続けたのです。

 

それゆえ、刺激がまったくありません。

創意工夫や意欲も生まれにくいでしょう。

 

このことは、地理や歴史についても同じように言えるでしょう。

なぜなら、地理も歴史も、大体は同じ内容であり、内容が変更されることはほとんどないからです。

 

それゆえ、古文や地理や歴史の先生は創意工夫や刺激が少なく、意欲も湧きにくい人が多いのかもしれない、とフレディ氏は主張しています。

 

逆に、数学や化学や物理の先生だった人は、認知症になる人が少なかった、と彼は言っています。

また、音楽や体育や美術の元先生だった人も少なかったのだといいます。

その理由は、数学や化学や音楽や体育などに創意工夫や刺激があるからかもしれません。

 

例えば、数学は具体的な問題内容は毎回違います。それぞれの具体的な問題に、法則を当てはめて演繹する必要があります。

問題を解くためにどの公式を使うか工夫が必要です。

 

フレディ氏は、文系の先生の人は今すぐ全く別の世界の趣味を持っておいたほうがいいと助言しています。

なぜなら、学校の先生の場合、認知症になり始めるのは、学校を定年退職した後だからです。

特に、校長や教頭先生を辞めた後になりやすいそうです。

 

そして、趣味の中でも、定年後に身を結ぶものがいいそうです。

例えば、陶芸とか三味線とか、何でもいいそうです。

彼は、ジョギングやゴルフなどではダメだと言っていますが、その理由は少しハッキリしません。

ジョギングは上達することがないからだと言いたいのかもしれませんが、ゴルフは上達しますからね。

 

とにかく、古文や地理や歴史を教える学校の先生は、認知症になりやすい、という説があります。

絶対ではありませんし、正しいかは断定できませんが、20年間、老人病院の認知症患者を診てきたフレディ氏の経験によるデータです。

気をつけておいてもいいかもしれませんね。

 

参考文献:フレディ松川『ここまでわかったボケる人ボケない人』、集英社、2002年