田中たかあきの人生哲学ブログ

人生と人間関係をテーマに書いていきます

人に馬鹿にされたくないから恋愛する、という恋愛

恋愛したことないのは恥ずかしいから必死に恋する

理想的な恋愛では、好きな人ができたから付き合う、という流れが自然な恋愛である、という考え方があると思う。

 

しかし、現実には、一度も恋愛したことがないことを他人からバカにされたくないから、とりあえず恋愛をしたい、という人たちも、ある程度いるんじゃないかと私は思う。

なぜなら、実際に「彼女いない歴=年齢は恥ずかしいから彼女が欲しい」とか、「彼氏が一度もいたことないのを人にバレたら恥ずかしいから彼氏が欲しい」と言っている人たちがいるからだ。

 

恋愛を一度も経験したことないのは恥ずかしい、正常ではないという空気。

 20歳を過ぎて、一度も彼女や彼氏がいたことがないと、正常ではないみたいな空気が、社会にはどうしてもある気がする。

 

だから、それを危惧して、ある種の人たちは、熱心に恋活を開始して、彼女や彼氏を欲することになる。

 この場合、好きな人ができたから付き合う、という王道的なルートを通ることを拒否しなければならない。

 

恋愛経験者を目指す⇒恋愛相手を探す⇒好きな人を探し好きになろうとする

というプロセスになるだろう。

 

つまり、気づいたら好きになってた人がいる、という恋愛ドラマのようなロマンティック性を、ある程度犠牲にする必要がある。

 

そうではなく、意図的な恋愛をする必要があるのだ。

あらかじめ、恋愛をすることを目的として、その目的を達成するのにふさわしいビジネスパートナーを探すのだ。

 

これは、必然性を増やし、偶然性を減らすという戦略にもとづいた恋愛である。

気づいたら好きになって、そのまま付き合って結婚!という恋愛ドラマ風の恋愛は、偶然性を極限まで増やしている(運命的なものも加えれば必然性も強くなる)。

 

しかし、あらかじめ設計図があって、意図的に計画的に恋愛をすることに抵抗がある人は、意図的な恋愛であることを誤魔化しながら、あたかも自分は恋愛など意識してないかのようにふるまう。

自己欺瞞を使いながら、恋愛相手をひそかに探すのだ。

 

この場合、偶然的な恋愛を自分はしているんだと信じ込む必要がある。

欺瞞的な思い込みの技術を高める必要がある。

 

人からバカにされないために、人から仕入れた「恋愛」という概念を学び、その一定のルールや流儀を真似しながら、恋愛ゲームを開始し、できるだけ高い得点をあげなければならない。

 

結局のところ、人からバカにされたくないから彼氏や彼女が欲しい、と言う恋愛スタイルは、その根底に他者からの承認欲求がある。

他者から承認されることが目的であり、恋愛相手はその目的を達成するための手段であり、媒体である。

 

そのため、できるだけ他人から「かわいい彼女だね」とか「イケメンの彼氏だね」などと称賛されるような恋人を獲得する必要がある。

自分の好みだけで決める純粋な恋愛ではなく、他者の評価を主体とした恋愛をしなければならない。

いわば、ケインズの美人投票だ。

自分が素敵だと思う人ではなく、他人から見て評価される人を選ぶ。

 

この理由から、人から見てかわいくない彼女を選びたくない、とか、女友達からバカにされるような男と付き合いたくないという考え方が生まれてくる。

全ては、他人からの承認を得るための努力である。

このような恋愛を、承認欲求タイプの恋愛と呼ぶことにしよう。